北朝鮮の国防活動は、人民武力部により調整される。人民武力部は、人民武力部長を長とし、総政治局、作戦局、及び後方総局から成る。人民武力部長は、人民軍最高司令官、並びに中央人民委員会、朝鮮労働党総政治委員会に報告する。人民武力部に対する諮問委員会として活動する独立した総参謀部が存在する。北朝鮮は、地上軍、空軍、海軍、及び特殊作戦部隊を保持している。海軍がいくつかの上陸及び地上支援作戦を実施するにも関わらず、独立した海兵隊は存在しない。
北朝鮮は、17歳以上の市民に対する兵役義務法を施行している。勤務最少期間は、5から8年(地上軍)、3から4年(空軍)、及び5から10年(海軍)である。その期間に活発に勤務できない者は、大規模な準軍隊である労農赤衛隊に編入される。現役は、引き続き60歳まで予備役で非常勤となるか、又は労農赤衛隊で勤務する。北朝鮮軍は、軍部隊数に事実上数えられる予備部隊の見積が地上軍で750,000人及び海軍で40,000人近くになるにも関わらず、約5,000,000人の人力を見積もっている。
労農赤衛隊は、戦力約380万人の北朝鮮最大の民間防衛戦力である。赤衛隊は、道/市/洞レベルで組織される。指揮体系は、旅団、大隊、中隊、及び小隊である。赤衛隊は、歩兵小火器、迫撃砲、及び高射砲を保有するが、いくつかの部隊は、非武装である。徴兵対象年齢の者は、訓練のために赤い青年近衛隊に割り当てられる。赤い青年近衛隊の員数は、約1,000,000人である。加えて、115,000人を数える保衛部隊及び国境警備隊が、国内保安任務のために使用される。
最終更新日:2003/05/21
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